ポークオーディオの選び方と人気の秘密

オーディオトレンド2023年
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アメリカで人気を博し、2020年より日本市場に参入したポークオーディオが現在トレンドとなっています。なぜポークオーディオのスピーカーが人気なのか、その秘密と製品の選び方について解説します。

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ポークオーディオとは

日本では馴染みのないオーディオメーカーですが、1972年に創業されたアメリカの名の知れた老舗オーディオメーカーです。ポークという名称から”豚”を連想させますが、ひねくれた名前を付けているわけではなく、創業者のマット・ポークから名付けられたものと思われます。

なぜポークオーディオは人気なのか?

ポークオーディオのキャッチコピーは「“GREAT SOUND FOR ALL”」です。このキャッチコピーの通り、ポークオーディオは手ごろな価格でハイランクの音質を誰もが楽しめるようにすることを目指しています。例えば、ハイエンドの「RESERVE」シリーズは、最安値で6万円台から購入できる高品位なスピーカーです。

松竹梅の3パターンのグレードを用意しているにも関わらず、ポークオーディオではほとんど価格差がありません。一般的な企業では、30万円以上する松グレードのスピーカーであってもポークオーディオでは10万円程度で購入可能です。この価格破壊は、オーディオ業界でも驚くべきものと言えるでしょう。

また、工学的に優れたバスレフポートやディフューザーを搭載しており、ポークオーディオは音作りにもこだわっています。このこだわりの姿勢は、製品の音質にも良く現れています。

ポークオーディオの選び方

ポークオーディオの種類には、ハイエンドの「RESERVE」、上位機種の「Signature Elite」、コストパフォーマンス重視の「MONITOR XT」の3種類があります。このうち、コンポーネントスピーカーについては、ハイエンドの「RESERVE」シリーズ、上位機種の「Signature Elite」シリーズ、コストパフォーマンスの「MONITOR XT」シリーズがあります。

ハイエンドの「RESERVE」シリーズ

ハイエンドの「RESERVE」シリーズは、最安値で6万円台から購入できる高品位なスピーカーで、ポークオーディオのスピーカーを選ぶ際に最もオススメしたいランクです。例えば、最低ランクの「MONITOR XT」シリーズのトールボーイを買う価格との価格差はないため、無理にトールボーイを買わなくても良いかと思います。可能であれば、R200まで手を出しても後悔することはない音でしょう。

上位機種の「Signature Elite」

「Signature Elite」シリーズは上位機種であり、「RESERVE」シリーズよりもランクは劣っていますが、それでも十分に透明感のある音を再生します。振動板にはマイカ(雲母)を含む素材が採用され、さらにパスレフポートにも工夫が見られます。このスピーカーは、いやしのねいろ屋さんがおすすめする10万円クラスのスピーカーの音質をわずか3万円台で実現しています。

コストパフォーマンスの「MONITOR XT」シリーズ

「MONITOR XT」シリーズはコストパフォーマンスに優れた製品で、最も安価なモデルでも2万5,000円で購入できます。ただし、トールボーイにはパッシブラジエーター(音の出ないスピーカー)が含まれており、見た目を良くするための工夫もされています。パッシブラジエーターがないよりはあった方が良いとは言えますが、音の鳴らないユニットに失望することもあり得ます。

いやしのねいろ屋さんが目指す10万円クラスのオーディオには選択したくない製品です。もしこの機種を購入する場合は、1万7,000円を追加してワンランク上のES15を選択することをおすすめします。

ポークオーディオの選び方

ポークオーディオは、ハイエンドモデルの「RESERVE」シリーズ、上位機種の「Signature Elite」シリーズ、そしてコストパフォーマンスに優れた「MONITOR XT」シリーズの3つの選択肢があります。価格差はそれほど大きくないため、予算に合わせて選ぶことができますが、いやしのねいろ屋さんとしては、最低でもワンランク上の「Signature Elite」シリーズをおすすめします。

スピーカーを選ぶ際には、「ブックシェルフ」、「トールボーイ」、「センタースピーカー」、「サブウーハー」、そしてスピーカーの上に置く「ハイトモジュール」という5つの種類があります。それぞれの特徴とメーカー希望価格を紹介しているので、参考にしてください。

スピーカーの形状別の機種一覧

ポークオーディオの機種一覧は以下の通りです。もっとも安価な機種は「MONITOR XT」シリーズですが、いやしのねいろ屋さんとしては、音質に少し不満が残るため、ワンランク上のものを購入していただきたいと思います。ES15(4万2,000円)やR100(7万0,000円)などが最低でもお勧めです。

Amazonでの購入は、メーカー希望価格よりも高いことがあります。そのため、販売店を検索してから購入することもおすすめします。

https://jp.polkaudio.com/dealer-locator

ブックシェルフスピーカー

グレード製品名メーカー希望(ペア)機能オススメ度
MONITOR XTXT15(MXT15)2万7,500円13cm ウーハー
周波数:48〜40k Hz
☆☆★★★
MONITOR XTXT20(MXT20)3万8,500円16.5cm ウーハー
周波数:38〜40k Hz
☆☆★★★
Signature EliteES103万7,400円10cm ウーハー
周波数:67〜40k Hz
☆☆☆☆★
Signature EliteES154万6,200円13cm ウーハー
周波数:不明
☆☆☆☆★
Signature EliteES205万7,200円16.5cm ウーハー
周波数:39〜40k Hz
☆☆☆☆☆
RESERVER1007万7,000円13cm ウーハー
周波数:58〜39k Hz
☆☆☆☆☆
RESERVER20010万3,400円16.5cm ウーハー
周波数:39〜50k Hz
☆☆☆☆☆
RESERVER200AE17万6,000円16.5cm ウーハー
周波数:39〜50k Hz
☆☆☆☆☆☆

トールボーイ

グレード製品名メーカー希望(ペア)機能オススメ度
MONITOR XTXT60(MXT60)6万6,000円16.5cmウーハー
16.5cmパッシブスピーカー2基
周波数:38〜40k Hz
☆☆★★★
MONITOR XTXT70(MXT70)9万9,000円16.5cmウーハー
20cmパッシブスピーカー2基
周波数:35〜40k Hz
☆☆★★★
Signature EliteES509万6,800円13cm ウーハー 2基
周波数:33〜40k Hz
☆☆☆★★
Signature EliteES5512万7,600円16.5cm ウーハー 2基
周波数:32〜40k Hz
☆☆☆★★
Signature EliteES6016万5,000円16.5cm ウーハー 3基
周波数:26〜40k Hz
☆☆☆☆★
RESERVER50015万4,000円13cm ウーハー 2基
周波数:32〜50k Hz
☆☆☆☆☆
RESERVER60020万6,800円16.5cm ウーハー 1基
20cm ウーハー 2基
周波数:30〜50k Hz
☆☆☆☆☆☆

センタースピーカー

グレード製品名メーカー希望(単品)機能オススメ度
MONITOR XTXT30(MXT30)2万7,500円13cmウーハー1基
周波数:55〜40k Hz
MONITOR XTXT35(MXT35)3万8,500円スリムタイプ
7.5cmウーハー4基
周波数:57〜40k Hz
☆☆★★★
Signature EliteES304万2,900円13cm ウーハー 2基
42〜40k Hz
☆☆☆☆★
Signature EliteES355万7,200円スリムタイプ
7.5cm ウーハー 6基
周波数:情報なし
☆☆☆☆★
RESERVER3005万1,700円13cm ウーハー 2基
周波数:45〜50k Hz
☆☆☆☆☆
RESERVER3507万0,400円スリムタイプ
10cm ウーハー 4基
周波数:50〜50k Hz
☆☆☆☆☆
RESERVER4009万0,200円16.5cm ウーハー 2基
周波数:36〜50k Hz
☆☆☆☆☆☆

サブウーハー

グレード製品名メーカー希望(単品)機能オススメ度
MONITOR XTPSW 103万8,500円25cm ウーハー
周波数:35〜200 Hz
☆☆☆★★
MONITOR XTXT10 (MXT10)4万4,000円25cm ウーハー
周波数:24〜160 Hz
☆☆☆☆★
MONITOR XTXT12(MXT12)4万9,500円30cm ウーハー
周波数:24〜160 Hz
☆☆☆☆☆

ハイトモジュール

グレード製品名メーカー希望(ペア)機能オススメ度
MONITOR XTXT90(MXT90)2万7,500円10cm ウーハー
94〜22k Hz
☆☆★★★
RESERVER9007万7,000円10cm ウーハー
50〜50k Hz
☆☆☆☆★

美しい音楽をすべての方へ

いやしのねいろ屋さんも「GREAT SOUND FOR ALL」というポークオーディオのキャッチコピーに賛同します。高級なスピーカーは、過度な装飾などによって音質とは無関係なものにお金をかける傾向があります。そのため、オーディオはお金持ちの趣味だとされることがあります。

しかし、ポークオーディオのように、すべての人に素晴らしい音を提供することを目的とした会社のスピーカーが、もっと多くの人に知られることで、癒しの音はもっと身近な存在になるかもしれません。

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