オーディオ入門講座4:オーディオソースの種類

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オーディオ入門講座:オーディオソースの種類

オーディオを楽しむにもさまざまなソースがあります。レコードやCD、配信サイトなど、どのような楽しみ方があるか確かめてみましょう。

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オーディオソースとは

音楽を再生するためのデーファイルやレコードに記録した音楽をオーディオソースといいます。音楽を再生する機器に必要なのは「プレイヤー」「アンプ」「スピーカー」の3点。このうちプレイヤーで音楽を選んで再生する媒体をオーディオソースと言います。ひと昔前であればCDが代表的なオーディオソースでしたね。スマホの普及した現代ではアプリで再生するデータオーディオが当たり前になっています。

オーディオソースの種類:パッケージ系

レコードやCDといったパッケージで販売しているオーディオソースです。
1877年にエジソンが円筒型蓄音機を発表してから、1902年に米コロンビア・フォノグラフ社によってレコードがはじめて発売開始されました。
1982年にはデジタルデータを使ったCDが発売され始めると、自宅でも気軽に楽しめるコンテンツとして世間に広まっていきます。
ここでは、パッケージとして販売されているオーディオソースの種類について説明します。

レコード

エジソンの開発した円筒型蓄音機を平べったい円盤上に開発したオーディオソースです。CDのようにデジタルデータを持っているわけでなく、録音した音の波をそのまま工場で大量に複製してつくり上げています。
レコード1枚1枚に溝が掘られていて、プレイヤーのレコード針で溝をなぞることで、音や電気信号を取り出しています。
溝が削れてしまうと音は劣化してしまいますが、CDのようなデータ制限のないアナログな仕組みがハイレゾ以上の柔らかな音を流すことができます。サブスクとは違った音楽を楽しみたい層には今でも人気のオーディオソースです。

CD

1965年にアメリカの発明家「ジェームス・ラッセル」が開発したCDは、50年以上たった現代でも発売される代表的なオーディオソースです。
1982年にはじめて作られたCDはカラヤンの指揮するシュトラウスのアルプス交響曲のテストCDだそうです。
世界ではじめて発売されたのはビリー・ジョエルともABBAとも言われていますね。詳しくはこちらの記事を確認ください。
https://audio.kaitori8.com/topics/cd-history/

CDの特徴は20Hz〜2万Hzまでの人間の可聴域をサポートしているデジタルデータであること。
ビットレートは1411Kbpeの16bitであるため、1秒間におよそ88,200(ステレオで44,100)回の音が鳴らせると計算できます。
人の耳で聞き取るには十分な音質を、劣化せずに届けていたので発売開始から40年にもわたり使い続けられています。

SACD

1999年に誕生したCDの4倍のデータ量を誇るCDです。専用のプレイヤーで再生しなければならず、一部のオーディオマニアにだけ愛用されました。人の可聴域を超えた音域までサポートしています。
音の粒を集めたPCM方式とは違い、DSD方式と呼ばれるデータ方式でデータを保存、再生しています。
DSD方式については、僕がまだ正しく理解できていないのですが、1bitで空気の濃淡を表現しているのでアナログの仕組みに近いとのことです。
PCM方式は音の位置をはっきりと表現できるのですが、DSD方式でははっきりとした音の位置は表せません。
そのため、PCM方式はデータの編集や圧縮がしやすいのですが、DSD方式ではぼんやりとしてるため加工が難しくなる違いがあります。

DVD・ブルーレイ

CDよりも容量の多いディスクシステムで映画やアニメなどの映像作品をデジタルで残すために発売されました。音質としてはDVDの製作者によって音質を調整できるらしいので、ドルビーデジタルのような5.1chシステムに合わせて作っています。SACDのような高音質なディスクは少ないかと思います。音質は基本的にはCDと同程度かと思います。

オーディオソースの種類:インターネット

2001年に初代iPodが誕生してから20年。ついにiPodの生産が中止されましたね。スマホの普及により一般的になっているインターネットを使ったオーディオソースです。

サブスク音楽配信サービス

毎月決まった金額を支払うだけで音楽が聴き放題になるサービスです。Apple MusicやSpotify、Amazon Musicといったサービスが展開されています。
インタネットから音楽データをダウンロード(ストリーミング)してスマホで再生します。
最近では、ロスレスオーディオやAmazonHD、FLACといったCD並みの音源も公開していますね。
昔のmp3でダウンロードした音楽よりもストリーミング再生の方が音質がいいぐらいなんですよ。
一部ではハイレゾ音源も提供していて今後どこまで進化するのか楽しみでもあります。

ダウンロードコンテンツ

ハイレゾを楽しむにもサブスクではまだまだ対応していない曲は多くあります。そんな時は、ハイレゾに対応しているダウンロードコンテンツを利用すると、好きな曲をハイレゾで楽しめるかもしれないですよ。
ダウンロードコンテンツが下火になっているので、徐々に閉鎖しているサイトも増えてきました。
現在では、e-onkyo musicやmoraなどのサービスでハイレゾのファイルを獲得できます。

オーディオソースの種類:無線通信

ラジオ

FMやAMで知られる無線通信がラジオによるオーディオ鑑賞です。音質は決して高いわけではありませが今でもアナログの電波通信を楽しめるレトロな方式です。昔の真空管ラジオでもまだAMの周波数を受信できるほど昔ながらの技術を使っています。

AMとFMの違いは電波の波の細かさの違い。FMは波長の短い細かな波の電波を利用してAMは波長の長いどっしりとした電波を使っていますね。FMは遠くまで電波を届けるのが苦手だけで、高音質。AMは遠くまでよく飛ばせるけで音質は低め。音楽はFMでよくかかっていますが、AMではニュースや教育系の放送が多いのも波長の特性を利用したものなんですね。AMよりももっと波長の長い大きな波は短波放送と呼ばれて、日本では放送していませんが、昔の真空管ラジオなんかを使うと外国の英語のラジオを聴けちゃったりもするんですよ。

オーディオソースによって音楽の品質も変わる

オーディオソースについてまとめました。もっとも純粋に音楽を楽しむならレコードかと思います。ただ、僕の駄耳ではサブスクの320Kbpsもあれば音楽鑑賞には十分だと思っています。スマホから音楽を楽しみには、さらにBluetoothに変換して音は劣化していますし、DATを使ってもデジタルデータの変換で音質の違いもあるんですよね。

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